Meta広告では、Facebookフィード、Instagramフィード、ストーリーズ、リールなど、複数の配信面に広告が表示されます。

そのため、広告担当者やデザイナーからは、次のような相談がよくあります。
・どのサイズを最優先で作ればよいか分からない
・画像と動画は何種類用意すればよいか
・1種類の素材だけで全配置をカバーできるか
・正方形、縦長、全画面縦型のどれを優先すべきか

結論として、Meta広告では、画像と動画で優先順位を分けて考えるのがおすすめです。

画像は、フィードで表示面積を確保しやすい4:5を最優先にします。動画は、リールやストーリーズで全画面表示しやすい9:16を最優先にします。

ただし、これはMeta公式が全配置に一律で指定する順位ではありません。主要なモバイル配置を効率よくカバーするための実務上の考え方です。

本記事では、Meta広告で実務上おすすめする画像・動画サイズを、優先順位付きで整理します。

この記事で分かることの結論
・画像は4:5の1440×1800pxを最優先にする
・動画は9:16の1440×2560pxを最優先にする
・主要配置を丁寧にカバーするなら、4:5・9:16・1:1の3比率を用意する
・制作工数を抑えるなら、画像2種・動画2種から始める
・1440px基準はMetaの推奨制作サイズとして扱い、配信面ごとの必須条件とは分けて考える
・重要な文字や商品は画面端に寄せず、配置ごとのプレビューを確認する

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Meta広告では比率とピクセルサイズを分けて考える

Meta広告のクリエイティブを整理する際は、アスペクト比とピクセルサイズを分けて考える必要があります。

アスペクト比

画像や動画の縦横の比率です。4:5、9:16、1:1などで表します。

ピクセルサイズ

実際の画像や動画の解像度です。1440×1800px、1440×2560pxなどで表します。

4:5は1080×1350pxでも制作できますが、本記事ではMetaの推奨表示に合わせて1440×1800pxを主な制作サイズとして扱います。

1440px基準はMetaの推奨制作サイズとして扱えますが、すべての広告目的・フォーマット・配置に共通する唯一の必須寸法ではありません。

本記事では、Meta広告ガイドや広告マネージャの推奨表示に合わせ、1440px基準を採用します。

最終的に重要なのは、ピクセル数だけではなく、対象配置に合うアスペクト比、視認性、ファイル要件を満たしていることです。

Meta広告の主な配信面

Meta広告は、FacebookとInstagramの複数の配置に配信されます。

代表的な配信面は以下です。

・Facebookフィード

・Instagramフィード

・Facebookストーリーズ

・Instagramストーリーズ

・Facebookリール

・Instagramリール

・Marketplace

・カルーセル

・発見タブなどの一部配置

フィードは縦長または正方形、ストーリーズ・リールは全画面縦型との相性が良いため、1つのアスペクト比ですべてを最適化するのは難しいです。

また、キャンペーン目的や広告フォーマットによって、利用できる配置と素材種別が異なる場合があります。

そのため、Meta広告では「入稿できるか」だけでなく、「主要配置で意図どおりに見えるか」を基準に制作します。

Meta広告の画像サイズ優先順位

画像広告では、フィードでの見え方を重視し、4:5を最優先にします。

【比較表:Meta広告の画像(バナー)サイズ】

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優先度アスペクト比実務用制作サイズ主な用途制作判断
最優先 4:51440×1800pxFacebook・Instagramフィード最初に作る
9:161440×2560pxストーリーズなどの縦型画像配置縦型配置を重視するなら用意
1:11440×1440pxフィード・カルーセル・Marketplace汎用版として用意
1.91:11200×628px 横長の一部配置、Google広告など他媒体との共用Meta専用なら後回し

画像は4:5を最優先にする

4:5の縦長画像は、スマートフォンのフィードで表示面積を確保しやすい形式です。

正方形よりも縦方向の情報量を増やせるため、以下の要素を配置しやすくなります。

・商品画像

・人物写真

・キャッチコピー

・価格や特典

・CTAにつながる補足情報

ただし、情報量を増やせるからといって、文字を詰め込みすぎるのは避けるべきです。

広告画像の役割は、すべてを説明することではなく、ユーザーの興味を引き、広告文やLPへつなげることです。

9:16はストーリーズなどの縦型配置用に作る

9:16は、ストーリーズなどの全画面縦型配置に適した比率です。

静止画が利用できる配置は、キャンペーン目的や広告フォーマットによって異なる可能性があるため、広告マネージャで対象配置を確認します。

フィード用の4:5画像をそのまま9:16へ引き伸ばすのではなく、上下の余白やUI表示を考慮して再配置します。

特に、以下の要素は画面の端に寄せすぎないようにします。

・ロゴ

・キャッチコピー

・商品名

・価格

・CTA

・注釈

ストーリーズや縦型配置では、アカウント名、説明文、CTAボタンなどが重なる場合があります。広告マネージャのプレビューで最終確認することが重要です。

1:1はカルーセルや汎用素材として使いやすい

1:1の正方形は、フィードやカルーセルなど複数の配置へ展開しやすい比率です。

4:5ほどフィードの表示面積は取りにくいものの、既存素材を流用しやすく、商品を中央に置いたシンプルなデザインとも相性があります。

制作予算に余裕がある場合は、4:5・9:16・1:1の3比率を用意すると、配置ごとの見え方を整えやすくなります。

Meta広告の動画サイズ優先順位

動画広告では、リール・ストーリーズへの対応を重視し、9:16を最優先にします。

【比較表:Meta広告の動画サイズ】

優先度アスペクト比実務用制作サイズ主な用途制作判断
最優先9:161440×2560pxInstagramリール・ストーリーズ、Facebookリール最初に作る
4:51440×1800pxFacebook・Instagramフィードフィード配信を重視するなら用意
1:11440×1440pxフィード・カルーセル汎用版として追加
16:91920×1080px横長配置、Google広告など他媒体との共用Meta専用なら後回し

動画は9:16を最優先にする

動画では、リール・ストーリーズで画面全体を使いやすい9:16を最優先にします。

横長動画を中央で切り抜くだけでは、人物や商品が見切れたり、字幕が読みにくくなったりする可能性があります。

最初から9:16を前提に、以下を設計します。

・冒頭のフック

・人物や商品の位置

・テロップ

・字幕

・ロゴ

・CTA

特に重要なのは、動画の冒頭です。

最初の数秒で、次のいずれかを伝えられる構成にします。

・どのような悩みを解決する商品か

・誰に向いているか

・どのようなメリットがあるか

・続きが気になる変化や結果

フィード用動画は4:5で見やすく整える

9:16動画をフィードへ配信すると、表示方法によっては上下が見切れたり、画面内で小さく見えたりすることがあります。

フィード配信の比重が高い場合は、4:5版も用意するのがおすすめです。

テロップ、商品、人物の位置をフィード用に調整し、スマートフォンで見た時に情報が読み取りやすい状態にします。

音声あり・音声なしの両方で伝わる構成にする

リールでは音声がクリエイティブ体験の一部になりますが、すべてのユーザーが常に音声を出して視聴するとは限りません。

そのため、音声を活用しつつ、字幕や映像だけでも次の内容が分かるようにします。

・何の商品・サービスか

・どのような悩みを解決するか

・主なメリット

・次に何をしてほしいか

字幕やテロップは重要ですが、文字量が多すぎると読み切れません。1画面1メッセージを意識して、短く表示します。

制作工数を抑えるならこの4サイズ

制作予算や工数を抑える場合は、まず以下の4サイズから始めるのがおすすめです。

画像(バナー)

・1440×1800px(4:5)

・1440×2560px(9:16)

動画

・1440×2560px(9:16)

・1440×1800px(4:5)

この構成で、フィード、ストーリーズ、リールなどの主要配置をある程度カバーできます。

ただし、同じデザインを単純にリサイズするのではなく、比率ごとに要素の位置と文字サイズを調整します。

主要配置を丁寧にカバーする推奨構成

配信面ごとの見え方まで整えるなら、画像・動画ともに3比率を用意します。

【比較表:推奨制作構成】

種類4:59:161:1
画像(バナー)1440×1800px1440×2560px1440×1440px
動画1440×1800px1440×2560px1440×1440px

制作の優先順位は、配信実績によっても変わります。

たとえば、リールからの成果が多い場合は9:16のバリエーションを増やし、フィードからの成果が多い場合は4:5の訴求軸を増やします。

すべてのサイズを均等に作るのではなく、配信実績を見ながら制作本数を調整することが重要です。

Meta広告クリエイティブ制作時の注意点

1. 配置別に素材を出し分ける

広告マネージャでは、配置に応じて素材の見え方を調整できる場合があります。

4:5、9:16、1:1を用意した場合は、各配置に適した素材が使われているか確認します。

2. 重要な要素を画面端に置かない

配置によって、アカウント名、CTAボタン、説明文などのUIが重なる場合があります。

ロゴ、商品、人物、キャッチコピーは、画面の上下左右に余裕を持たせて配置します。

固定のセーフゾーン数値をすべての配置へ当てはめるのではなく、広告マネージャの配置別プレビューで確認します。

3. 自動トリミングや自動拡張を確認する

Meta広告では、設定によって素材のトリミングや拡張が行われる場合があります。

4:5の素材を9:16へ自動拡大すると、左右が切れたり、余白が不自然になったりすることがあります。

Advantage+クリエイティブなどの自動調整を利用する場合も、公開前にプレビューを確認します。

4. 文字を詰め込みすぎない

画像や動画だけですべてを説明しようとすると、視認性が下がります。

クリエイティブでは、悩み・メリット・オファーなど、最も伝えたい情報を絞ります。

5. 配置ごとのプレビューを確認する

入稿前には、広告マネージャで各配置のプレビューを確認します。

特に確認したいのは以下です。

・文字や商品が切れていないか

・CTAボタンと文字が重なっていないか

・フィードで文字が小さすぎないか

・ストーリーズやリールで上下が隠れていないか

・動画の字幕が読みやすいか

・意図しない配置に静止画や動画が展開されていないか

6. 比率だけでなく訴求も検証する

最適なサイズを用意しても、訴求内容がユーザーに合っていなければ成果にはつながりません。

サイズの最適化とあわせて、次の要素もテストします。

・悩み訴求

・メリット訴求

・価格や特典訴求

・利用シーン

・ユーザーの声

・商品の見せ方

・静止画と動画の違い

よくある質問

Q1. Meta広告は1サイズだけでも配信できますか?

A. 配信できる場合はあります。ただし、配置ごとに自動トリミングや余白調整が行われ、意図しない見え方になる可能性があります。主要配置を重視する場合は、少なくとも4:5と9:16を分けて用意するのがおすすめです。

Q2. 画像は4:5と1:1のどちらを優先すべきですか?

A. Meta広告専用でフィード配信を重視するなら、4:5を優先します。1:1はカルーセルや既存素材の流用など、汎用性を重視する場合に追加します。

Q3. 動画は9:16だけで問題ありませんか?

A. リール・ストーリーズを重視するなら9:16が最優先です。ただし、フィードの配信量が多い場合は、4:5版も用意した方が見やすくなります。

Q4. 1440pxで制作する必要がありますか?

A. Meta広告ガイドや広告マネージャでは、4:5に1440×1800px、9:16に1440×2560pxなどの推奨サイズが案内される場合があります。そのため、本記事では1440px基準で制作します。ただし、広告目的やフォーマットによって条件が異なるため、すべての配置に共通する唯一の必須寸法ではありません。

Q5. 1080pxでも入稿できますか?

A. 4:5の1080×1350pxや9:16の1080×1920pxでも、比率・最小解像度・ファイル要件を満たせば入稿できる場合があります。ただし、本記事ではMetaの推奨表示に合わせて1440px基準を採用します。

Q6. 横長素材は作らなくてもよいですか?

A. Meta広告だけに使用する場合は、横長の優先度は低めです。他媒体との共用、既存動画の流用、特定の横長配置を重視する場合に追加します。

まとめ

Meta広告のクリエイティブサイズは、画像と動画で優先順位を分けて考えます。

画像:4:5 → 9:16 → 1:1

動画:9:16 → 4:5 → 1:1

実務で使いやすい制作サイズは、1440×1800px、1440×2560px、1440×1440pxです。

これらはMeta広告ガイドや広告マネージャで推奨される制作サイズとして扱えます。ただし、配信面・広告目的・フォーマットによって条件が異なるため、入稿前の確認が必要です。

制作工数を抑える場合は、画像2サイズ、動画2サイズから始めます。

一方、主要配置の見え方を丁寧に整える場合は、画像・動画ともに4:5・9:16・1:1を用意します。

大切なのは、サイズをそろえることだけではありません。

配置ごとに商品・人物・文字の位置を調整し、広告マネージャでプレビューを確認したうえで、訴求軸やクリエイティブの成果も検証することが重要です。

H2:SideWellにご相談ください

SideWellでは、Meta広告の運用方針設計、ターゲティング、広告原稿、クリエイティブ制作・改善、コンバージョン計測、レポート分析まで対応しています。

以下のような課題がある場合は、お気軽にご相談ください。

・どのサイズで画像や動画を作ればよいか分からない

・フィード、リール、ストーリーズ別に素材を改善したい

・クリエイティブ制作と広告運用をまとめて相談したい

・広告の配信結果を見ながら訴求を改善したい

・Meta広告のCPAやCV数を改善したい

クリエイティブの見え方と広告配信の結果をつなげて確認することで、次に改善すべきポイントが見つかりやすくなります。

Web集客の課題を事業成果につながる形で整理しませんか?

Web広告運用、SEO、LLMO対策、Web集客に課題がある場合は、SideWellへお気軽にご相談ください。
現状分析から改善施策の設計、広告運用、コンテンツ改善、GA4分析まで、事業状況に合わせてご提案します。